Wendt NGS-X4・X2ミキサーは、ハリウッド・フィルムでの過酷な戦争シーンやガンファイアー・シーンまた逆に静寂な森の中のささやきのシーンなどで使用されている一方、世界中のENG、TVプロダクション、その他数々のアプリケーションで使用されています。


収録情報はフルレンジ・フルダイナミックレンジでなければならないと言う世界の要求に対してのスペックは......
(1) まずはマイクプリアンプのヘッドルームが広いこと。できればス タジオコンソールなみであること。Wendt NGSX2 NGSX4はまさにプリフェイド・Dレンジ100dBを達成しています。小型ミキサーでは考えられないスペックを誇ります。
(2)マイクプリアンプに続く重要なことは高音質フェーダー、フラット・レスポンス・ラインアンプ、及び高音質アウトプット・ステージの装備と他のアクセサリー・スイッチを含めたレイアウトにほかなりません。これらをWendt社ではきわめて合理的な基板レイアウトで高S/Nアナログ・フローを達成しています。
(3)次に要求されることは耐久性です。セルフクリーニング・トグルスイッチ、長期使用に対応するフェーダーボリューム、わずかな配線もテフロン・ワイヤリング、シールドと耐食性に優れたケース。収録環境を考えた豊富なノウハウがあります。
ざっと基本を列記しましたが、この様なダイナミックレンジの広いミキサーは、マイクアレンジで素晴らしい収録が可能となります。
またマイクアレンジによる収録構想を構築する必要性があると考えられます。周囲騒音がかなりあるシーンではメインの音源に対し、ナロー及びワイドレンジマイクロフォン(指向性特性・ポーラパターンも配慮して)、アンビエンスでは無指向性・MSマイクロフォンの活用によるバランスミックスで高解像度収録を可能とします。これらを達成するためにはもちろん経験に基づくアッテネーション、リミッターの活用、時にはフェイズの反転による効果を得る必要性があります。こう考えますと正にオーケストラの収録をイメージされる方もおられるでしょう。正にその通りです。
もし、平均−9から−6dBVUでミキシングがされているとするとミキサーの最大出力はおそらく22dBm(18dB VU)にも及ぶでしょう。フェーダー後のミキサー・ダイナミック・レンジは18+9で27dBになると考えられますが、歪みは決して起こらないでしょう。
注意しなければならないのは、一部のコンシューマー・ビデオ・カメラでは仕様上オートリミッターをoffにできないために問題がでることがあります。ライン受けができるかメーカーにご確認ください。
NGSX2をヘッドアンプがわりに相当距離あるロケーションにセットし、NGSX4でライン受け(場合によってはNGSX2を必要最低ゲインにしてMic受けにする。)、2台のコンビネーションで素晴らしい作品ができます。
今後のご活用を期待いたしております。